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平成16年9月25日(土) 山楽最初の試み,「夜行仮眠日帰り」を行ってみた。以前から懇意にしている「塩山タクシー」を利用することになっていた。前から仮眠室があるからということで,やみ山など何度か企画したが,どうも天候に恵まれず芳しくない状況で中途になっていた。今回,南東北(吾妻山)を相談の上変更し,実現の運びとなった。タクシー会社の我々の窓口志村さんと話しているうちにどうも「仮眠室」の状況が怪しい。以前は,『身体一つ出来てくれれば十分ノンビリ出来ます』という言葉が詳細を確認すれば,寝具も何もないあまり使っていない施設の雰囲気が感じられる。 |
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中川おばさん(当会の大御所)の肝いりのタクシーもう後には引けない。メンバーをみれば山慣れしているメンバーが多い。少人数でもあり,あまり考えないことにした。ちなみに私がよく使う「狭東タクシー」は向かいに立派な建物を構えている。ホームページ及び問い合わせにも10畳・8畳の畳敷きの部屋2室があると言っていた(共に冷暖房完備)。それぞれの環境を維持して申し込みせいとなっていると言うことである。 |
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私の都合で土曜日が日曜日となり,それぞれの予定も掌握できないので,各自の都合で20時程度から22時程度まで集まるようにした。情報によると松木さんが「山梨フリー切符」を活用して,途中下車の旅を楽しんで来ているらしい。神山さんもしかり・・・。20時まえ塩山駅に到着する。塩山タクシーの営業所は,駅前の広場にあった。何度も来ていたが,どうも理解していなかった。狭東タクシーとは向かい通しである。 |
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先発の松木さんが駅前の公衆電話で連絡を取っている。携帯電話を持った小泉さんと至近距離での会話を楽しんでいたらしい。神山さんを駅待合室で発見し,先発隊4名が合流する。気の良い運転手の方々が迎え入れてくれた。どうやら3階にあるらしい。案内されるまま行けば,洋間にどこからか拾ってきた畳がある部屋(薄汚れていて汚い・不衛生)。冷房は故障で動かない。どうしようと思っていれば,反対側にシートしか敷かれていないが,20畳ほどのスペースがある。ホット胸をなで下ろす。幸いなのは,洋式トイレがフロアーにあり洗面(ミニキッチン)があったことである。 |
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この時間だと駅前の店も全て閉まっているので,ビールを買い出しにいきまずは乾杯。冷房がないおかげでビールが美味しい。感謝しなければならない。少し待っていれば,松本・大串・西田・齋藤(栄)さんが合流してきた。しばらくして,桑原さんも到着。まだ居ない石川さんに電話すれば,大月に居るという(22時前であるが・・)。無事全員揃いそうである。今回の仲間は脚力・体力・常識もあり頼もしい。すぐに宴会も盛り上がる(宴会場としては最適の場所である。盛り上がり過ぎたかもしれない)。 |
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平成16年9月26日(日) 早朝5時若干前,電気がつけられる。大串君がつけてくれたようである。たいがいのメンバーは昨夜のアルコールが残り,目が覚めていない。それぞれあわただしく出発の準備を敢行する。畳の部屋を女性陣に提供したが,この豪華施設にどうも小泉お姉さんは馴染まなかったようである。なかなか寝られなく,早朝やっと寝られたらしい。そのせいか,大串君の合図でおきた。通常の人であれば,大丈夫であるが,中川さん曰く「化粧に3時間はかかる人」。あわただしい作業を展開していた。 |
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その性で出発が若干遅れる。タクシーも1台遅れてきていたので,大丈夫である。女性と小柄な齋藤栄さんに前の座席に乗ってもらい各5人乗車出来た。10人の参加者のおかげでタクシーの効率は良い。整備された林道をタクシーは快適に進む。山道に入ると多少カーブが多くなるので,乗っていても多少辛い。2人の運転手共に愛想が良く,いろいろな話をしてくれたようである。政治の産物(ダム)の建設現場を抜ければ,高原状の林道となり,雰囲気も良くなってくる。 |
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40分強で「大弛峠」に到着。すでに峠までは工事区間を除き全て舗装。道幅も良好である。西田さんは昨夜の酒量に負けたようで,車酔いとあわせて辛そうである。顔色もだいぶ芳しくない。幹事の音頭でスープが振る舞われる。私がコンロ・鍋を持参し,大串・神山さんが水を確保している。ところが私のコンロの五徳が1台無い(我がバカ息子が勝手に持ち出していたらしい)。火力が強1台が残っていたので,どうにかなった。やはり暖かいものが胃袋に吸収されると落ち着く。それぞれ持参の朝食と共に腹を満たす。 |
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峠には,10台ほどの車は止まっていたが,混雑しているほどではない。私どもが到着してから車からでて来る人も多い。6時前出発となる。ここからはなだらかな稜線がついている。金峰山に行くには最も簡易なコースである。しかし,最近は廻目平(瑞牆山荘)からの長い道を嫌い,峠から入る人が増えていると聞く。次第に傾斜は増すが,辛い程ではない。何せ今回,瑞牆山まで行くという計画が浮上。ノンビリ歩くわけにはいかない。コースタイムは維持したい。 |
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天気は予報通り芳しくない。雲がたっぷり漂っている。本来だったら非常に展望を楽しめる稜線。今回は当然望めるはずはない。中止にしようかとも思ったが,誰からも声が挙がらなかったので本日に至っている。朝日岳までには1時間強。鬱陶しい山頂を嫌い,少し手前で一本取る。岩場の快適な斜面。晴れていれば「浅間が間近」に確認できたはずである。 |
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まだ,40分程度のピッチ。やや早めてはいるが,後続がやや遅れ始めている。車(二日)良いの西田さんはまだ血色が良くない。今回の企画リーダー松本さんは元気,頑張っている。このように足の揃ったメンバーであれば山を歩いていても安心である。またアンウンのうちに互いの状況も解っているようである。すぐ先が「朝日岳」。2500m程度はきている。まあ最初ちょんぼ(大弛峠までタクシー)しているのは事実である。小泉さんから果物が配られる。一汗かいた後のフルーツは格別である。どうやら私の身体からもアルコールが抜け始めている。 |
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一呼吸取った後は,普通のスピードに戻す。すぐに朝日岳のピークを越えるが樹木に覆われ,特記すべきものもない場所である。先発隊だけ写真に納まり,つきに向かう。ここからは約1時間40分の行程。途中一回の休憩で行けるはずである。多少のアップダウンを覚悟しながら歩く。地形図によれば「鉄山」を巻くように道がつけられている。高低差はさほど無いもののある程度ある道のりを頑張らなければならない。ここを急いでもしょうがなのでペースをノンビリ保つ。 |
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最後の鞍部まで行けば後は登り。金峰山の特徴である。岩場の稜線に出るまで一頑張りである。高度を上げれば,中木帯。すぐ,シャクナゲとハイマツの道に変わっていく。森林限界は非常に高度を意識できて楽しい。足元も次第に岩片が多くなり,岩場に変わってくる。早める気持ちはないが,先発隊が調子よいのでスムーズに足が伸びてしまう。50分程度歩いたので,休憩をとる。コースタイムと20年ほど前の記憶を頼りにあるいているが記憶が蘇らない。稜線に出られたので平らなところで休憩を取る。 |
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このあたりでも女性陣から差し入れが出てくる。相変わらず余分ものを持たない私は受け身一方である。地形を確認すれば,金峰山の近くまで来ている。さほど山頂までは無いはず。後続を待ち「晴れていれば・・・」のたわいのない会話に花が咲く。ところが時々薄雲の間から青空が見え始める。期待は出来ないが時々薄日が当たるのは悪い気持ちはしない。松木・石川さんは日焼け留め(真っ黒な顔の石川さんも「日焼け留め」を塗るのには感心してみていた)を塗ってお手入れタイム。やはり,女性のようである。 |
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休憩後歩けば,すぐに小屋への分岐がある。そうなればすぐに山頂である。なんと休憩後5分程度で山頂。前方には「五丈岩」まで鎮座している。あっけない幕切れにメンバーは拍子抜けをする。すぐに記録撮影に専念する。考えてみれば,先行していたペアが下山してきていた。いくら休憩を十分に取っていると言ってもそんなに差が生じているはずがない。山梨百名山の標識もある山頂は岩稜帯。旧標識も健在。取り囲むように座り,写真に納まる。 |
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神山さんなどは最高点に登るという岩稜をよじ登っている。大串・桑原さんは五丈岩を克服しようと先行している。まあ事実上2時間で山頂に達しているのであるかから立派なことである。それもメンバー全員に余裕が感じられる。思うまま広大な山頂を謳歌した後,下山を開始する。晴れ間が見えたのでそちらの方に足が向いてしまう。その後,下山路を模索するがどうもおかしい。塩山側に降りる下山路(御室川)だというのがすぐに判明。登り返し,地図で確認し五丈岩の北側を巻く道に修正する。最低限のアルバイトで修正,安心する。 |
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ここからは長い下山路が続く。しかも,岩稜帯となるため足元には注意を要する。最初の目標は「大日岩」であるが,1時間強の行程。たやすく着くはずもない。どうも岩稜帯が苦手なメンバーが多いらしい。通常のペース(コースタイム)の歩きが出来ない。歩きにくいことは事実ではあるが頑張ってくれなければ,「瑞牆山」へは行くことが出来ない。大串・小泉さんと先頭を切るがどうも後続に覇気がない。地形頭上のガレ場でも手こずっている。 |
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50分程度歩いたところで休憩。後続とのバランスを確認する。瑞牆山行程からすると大日岩の半分程度の行程(砂払いの頭2317m)である。この時点で10時30分。普通であれば十分な行程(ハイペース)。しかし,私の考えだと富士見小屋11時30分までであれば,瑞牆山を狙えると思っていた。ここでのペースダウンは残念である。ぽつりぽつりと冷たいものも肌に感じる。多少意欲は低下しはじめているが,メンバーの誰からも弱音は出ない。やはり山楽より選んだ選抜メンバー。頼もしい。久々に山歩きの楽しみを味あわせてもらっている。メンバーに感謝。 |
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西田さんの回復は早い。すっかり回復している。2山踏破の目的で参加している神山さんは鼻息が荒い。期待は残す。森林限界を抜ければ,樹林帯のあるきとなる。鬱陶しい雰囲気になるが,ぬかるんだところも少なく快適に降りることが出来る。下山に開き始めた身体には単調な下りが続く。大日岩をめざすが,あの巨大な岩峰がなかなか確認できない。とにかく引っ張って「瑞牆山」の夢を継続したい(私も娘の名を付けた山に5年ぶりに乗るのが目的であった)。そんな思い出,大日岩をめざす。標識も出始め,大日岩確認。小川山への分岐もあるが,荒れ始めているというので,予定通り大日小屋をめざす。 |
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大日岩からは沢通しの道になる。高度をどんどん降ろしていけば,大日岩の下部に出る。やはり大きい。金峰山は,「大日岩」と「五丈岩」が遠方から見ても確認できる特有の山である。10分強で大日小屋の青い屋根が見え始めれば,そこが小屋である。最後のテント場にもなっている。1張り張っていた。小屋の近くに行けば「清水」が湧いているはずである。源流の味を堪能する。女性陣にはトイレ(立派ではないが用はたせる)もあるのでありがたい。ゆっくり休憩して,下山したいところであるがメンバーの戦意は落ちていない。最終決定は,富士見小屋に持ち越し12時を過ぎているので腹を満たすことにする。ここでも小泉さんの献身的な行動(皆に持参した食材を配る)には頭が下がる。 |
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松本・松木さんがゆっくりしたいというので,瑞牆山をキャンセル。残るメンバーが先行することになる。40分程度の行程であるが,余力がどの程度あるものか試すため(瑞牆山の往復は3時間,時間がないので2時間強で帰ってこなければならない),多少ペースをあげる。遅れるものはいないがどうもピッチは稼げない。富士見小屋12時30分。どう見ても下山に余裕はない。齋藤の判断で「次回に計画するという約束」で納得してもらう。2つ目の目的「世界最高のラジウム温泉」である増富温泉へ移行する。 |
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そう決まれば,大串君の機転が早い元気な石川さんと連れ立ち,清水まで行きビール類を冷やしてくる。手慣れたもの5分程度で激冷えの飲み物を持ってきた。着実に生活技術を身につけている。このようなメンバーはありがたい(大切にしたい)。小屋近辺からタクシー会社に連絡し,下山方法も確率。松本・松木(両まっちゃん)を待ちながら楽しい時間を過ごす。つまみもまだででくる。素晴らしい。齋藤栄さんも虎の子の酒をまだ持っている。 |
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その後合流し,瑞牆山荘まで下山する。気が抜けているにはさほど差が開かない。数年前のイメージであるがどうも思い出せないまま降りている。林道をまたぎ傾斜が緩くなれば,ブナと熊笹の快適な森林となる。舗装道路となってしまった道はバイクも多く通っているらしい。騒音に気がつけば,すぐに瑞牆山荘である。程なくタクシーも着く。アイスクリームを楽しみにしていた小泉さんは山荘で購入している。まあ急ぐ時間ではない。荷物をノンビリのせ,「増富温泉」へ向かう。 |
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富士見平で,韮崎タクシーと連絡をとり,バスより割安なので,タクシーを確保。分乗して乗る。20分程度でつき入浴。タクシーは待ち時間サービスと言うことなので,安心して増富の湯を堪能する。ラジウム温泉まして源泉。楽しみとしていたメンバーも多い。旅館より大きな浴槽が数種あり,ノンビリ楽しめる。すぐに時間がたつ,通常10分で済む私が50分(浴槽6種・低音風呂3種・サウナ)。申し分ない施設である。それぞれが気をよくして出てくる。休憩室が満員なのでロビーでささやかな乾杯を敢行する。 |
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タクシーにのり,韮崎駅まで急いでもらう。通常のタクシーだと電車の時間を考慮し走る。しかし,今回の運転手は私の質問にも時刻表を渡し見せるだけ。誠意がない(いまいまで韮崎タクシーは数回使っているが印象が良かった・・)。加えて,停車中サービスと言っていた待合いに1000円を無断で上乗せ。けしからん。韮崎駅で抗議をするが,「1時間を少し超えたので加えた」という説明。当会から韮崎タクシーは使用禁止の決断を出す(同然上乗せ分は支払わなかった)。 |
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2分遅れで電車にも乗れず待ち時間40分。駅近辺を見ても何もない。ちょうど良いところに芝生の美しい公園がある。当然宴会を指示する。まだまだワイン・日本酒・ウィスキーがある。すぐに準備しあっという間に時間はたつ。おかげで思いがけない下山祝いが出来た。今は無き大槻さんと夕焼けを見ながら(茅が岳の下山後)韮崎の駅ではしゃいでいたことを思い出しながら電車に乗車した。その後は甲府駅で解散。それぞれの行程で帰路に着く。 |
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平成16年9月25日(土)「夜集合」・26日(日) 塩山5:00−5:40大弛峠6:00−7:10大日岳−8:10金峰山8:30−9:20砂払いの頭9:40−10:50大日岩−11:10大日小屋11:40−12:20富士見小屋13:00−13:50瑞牆山荘14:00−14:20増富の湯15:25−16:10韮崎16:52−17:10甲府−八王子・新宿・横浜 |
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リーダー;齋藤修 幹事:石川・小泉 メンバー:10名 桑原・神山・齋藤栄・松本・西田・大串・小泉・松木・石川・齋藤修 |